アーティスト・アートディレクターの清川あさみさんの作品展が12月21日、東京・渋谷のパルコファクトリー(渋谷PARCOパート1、6階)で始まった。2008年1月7日まで。


 アーティスト・アートディレクターの清川あさみさんの作品展が12月21日、東京・渋谷のパルコファクトリー(渋谷PARCOパート1、6階)で始まった。2008年1月7日まで。

 清川さんは、女優やタレント、ミュージシャンとして活躍する美女を動植物に見立てたビジュアル作品を、雑誌『relax』(現在休刊)や『流行通信』で発表。それを1冊の本『美女採集 Asami Kiyokawa catch the girl』にまとめ、12月15日に出版されたことを記念して今回の作品展を開催することになった。

 「時代を動かしている女性たちを、最も美しい状態で保存したいと思いました。例えば、蝶の標本のように。そこから“美女採集”というコンセプトが生まれた」と話す。

 “採集”されたのは、長澤まさみ堀北真希沢尻エリカ井上真央上野樹里など、まさに旬な美女22人。一番のお気に入りは、沢尻エリカの蜘蛛(クモ)。

 「沢尻さんに初めてお会いした時に、すごくひきつけられましたね。パワーがあって、セクシーなスパイダーガールのイメージが降りてきました。人々を引き寄せる魅力にあふれていいて、でも引き寄せられた人々は蜘蛛の網に引っかかってしまうような(笑)」

 堀北真希の場合は、「母性、やさしさ、若干の憂いを感じて、海の中で静かに泳いでいる小さな魚、でもかわいいからグッピーになりました」。

 売れっ子の美女たちを相手にした撮影は、常に時間との勝負。「その中で、最も美しい瞬間を切り取っていくのが、すごく面白かった」と清川さんは振り返る。

 作品展では、美女たちから受けたインスピレーションに合わせて創作した衣装を中心に展示。清川さんは、クレオパトラなどの歴史上の女傑を例に挙げ、「いつの世も、美女が時代を動かしてきたと思う。女性が見て喜ぶことを前提に作り始めたので、興味深く見てもらえると思います。男性はコレクター気分をお楽しみ下さい」と話していた。

流行通信』特別企画 清川あさみの美女採集展
会期 2007年12月21日(金)〜2008年1月7日(月)、10:00〜21:00(入場は20:30まで)
*1月1日は休館 *1月7日は17:00閉場 *年末年始は渋谷パルコの営業時間と同じ会場 パルコファクトリー(渋谷PARCOパート1、6階)
入場料 一般300円、学生200円、小学生以下無料



糸や布を使ったアート作品、衣装、空間ディレクション、イラストレーションを創作するアーティスト・アートディレクターとして活動する清川あさみさん。2008年2月、7年間の集大成作品集を発行予定


沢尻エリカ×蜘蛛(c) Mari Amita


長澤まさみ×パンダ (c)TAKAKI_KUMADA(MILD)